第28回 伝統文化ポーラ賞 地域賞

関東
  • 岩島麻保存会(いわしまあさほぞんかい) [ 会長:丸橋 幸一 ]
  • 群馬県
「岩島麻の保存・伝承」
岩島麻は、江戸時代「上州北麻」と呼ばれ、その製品名である「吾妻錦」は、最上級麻の代名詞となっていた。しかしながら、優良品質の麻の供給地として名を馳せた岩島麻も戦後、化学繊維に押され消滅の危機にさらされた。
このため貴重な生産技術を後世に伝えるべく昭和41年に「大麻保存協議会」が発足、会員の人々の献身的な努力により、伝統技術の保存と精麻生産が継続することになった。昭和52年に「岩島麻保存会」と呼称を変え、15年後の平成4年の5月に、群馬県選定保存技術第1号に指定された。
現在は、僅か17名の会員によって、5アールの麻畑で年間約35キログラムを繊維用に限定し生産、宮内庁を始め伊勢神宮、明治神宮・神社庁等へ献納している。古くは天正年間(16世紀)にさかのぼると言われている伝統を途切れさせないよう岩島麻保存会は日々岩島麻の保存と伝承に全力を注いでいる。
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