第30回 伝統文化ポーラ賞 優秀賞

2010/3/14
国立劇場おきなわ、「一期初心、諸屯」

  • 宮城 幸子(みやぎ ゆきこ)
  • 76歳
  • 沖縄県
「琉球舞踊の伝承」
宮城幸子さんは、昭和26年琉球舞踊真踊流家元 真境名佳子師の研究所に入門、「諸屯」「伊野波節」「作田」三題を「真踊(まうどうい)」とする考えを忠実に継承し、その舞は、みずみずしく、控えめでもありながら凛とした気品に溢れた踊りと称されており、琉球舞踊の真髄を現在に伝えている。沖縄芸能の戦後復興の礎ともなった沖縄タイムス社の芸能祭や芸術祭にて実績を残し、昭和48年沖縄タイムス芸術選賞大賞を受賞、その技能は舞踊公演等を通して内外から高く評価されている。平成8年沖縄県指定無形文化財沖縄伝統舞踊技能保持者に認定、平成15年沖縄県文化功労者受賞、平成21年には国指定重要無形文化財琉球舞踊保持者(総合)に認定された。本年3月には、沖縄タイムス社、真踊流主催の宮城幸子顕彰公演「一期初心」を行い、至高の芸を披露した。また、真踊流佳幸の会会主として多くの弟子を育てると同時に、実演家として数多くの舞台に立ち、重要無形文化財保持者として、流派を超えて後進の育成に当たっている。今や琉球舞踊の伝承・発展に欠かせない存在である。
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